iPhoneの写真への制限付きアクセス:アプリに実際に見えているもの
写真が1枚だけ必要なアプリのほとんどは、そもそもライブラリへのアクセスを必要としません。
要点
フルアクセスを持つアプリは、ライブラリのすべての写真とビデオを読み取れます。制限付きアクセスなら、見えるのはあなたが選んだ項目だけです。Appleのシステムの写真ピッカーを使うアプリは、ライブラリへのアクセス許可をまったく必要とせず、受け取るのはあなたが選んだ写真だけです。どのアプリのアクセスも、設定 › プライバシーとセキュリティ › 写真 で変更できます。
押さえておきたいこと
- フルアクセスは、あとで撮る写真も含めてライブラリ全体に及びます。
- 制限付きアクセスは、自分で選び、あとから変えられる写真の範囲です。
- システムのピッカーは、タップしたものだけを許可なしで共有します。
アプリが写真を受け取る3つの方法
- フルアクセス:アプリは起動しているときならいつでも写真ライブラリ全体を読み取れ、あとから追加したものもすべて含まれます。
- 制限付きアクセス:iOS 14から使える方法で、特定の写真やビデオを選べます。アプリが読み取れるのはその項目だけです。
- システムの写真ピッカー:Apple自身のピッカーで、アプリの外の別プロセスで動きます。アプリが受け取るのはあなたがタップした写真だけで、ライブラリへのアクセス許可は一切必要ありません。
3つ目は最も目立たず、最もプライベートな方法です。iOS 17以降はピッカーをアプリの画面に埋め込んで、アプリの一部のように見せることもできますが、写真を表示しているのはあくまでシステムで、共有されるのはあなたが選んだときだけです。
フルアクセスが本当に意味すること
フルアクセスは、その場限りの選択ではなく、継続的な許可です。アプリはあなたが写真を選ぶのを待つ必要がなく、起動しているときならいつでもライブラリを読み取れ、新しく撮った写真もすべて見える範囲に加わります。写真には、日付や、撮影時に位置情報がオンだった場合は撮影場所などのメタデータも含まれています。
Appleは、うっかり許可しにくいしくみにしています。iOS 17以降、フルアクセスのリクエストには共有される写真の枚数とその一部が表示され、iOSはどのアプリがまだフルアクセスを持っているかを定期的に知らせてくれます。
アプリの写真へのアクセスを変更する
- 設定 › プライバシーとセキュリティ › 写真 を開きます。
- アプリをタップします。この一覧に表示されるのは、アクセスを求めたことがあるアプリだけです。
- 希望するレベルを選びます。制限付きアクセスでは、含める写真を変更できます。
ほとんどのアプリは、アクセスを減らしても問題なく動きます。写真を保存するだけのアプリなら、追加のみのアクセスを求めることもできます。これは、すでにある写真を読み取らずに、ライブラリに写真を追加することだけを許可するものです。
シンプルな目安
- フルアクセスは、信頼できるバックアップサービスなど、本当にライブラリ全体を扱うのが役目のアプリにだけ与える。
- ときどき数枚の写真が必要なアプリには、制限付きアクセスを使う。
- システムのピッカーを使うアプリを選ぶ。許可を求める必要がそもそもありません。
- ときどき一覧を見直し、アプリプライバシーレポートで各アプリが実際にいつアクセスしたかを確認する。
金庫の役割
写真のアクセス許可が決めるのは、どのアプリがライブラリを読み取れるかです。ロックが解除されたiPhoneで、誰が写真アプリそのものを開けるかには関係しません。Latentのような金庫に移した写真は独自の鍵で暗号化され、元の写真を削除して「最近削除した項目」を空にすれば、ライブラリにはもうありません。フルアクセスがあってもなくても、どのアプリにも読み取れません。